最近の画像処理方法を少し

って言うても、よっちゃん師匠からの話で自分なりに解釈して処理したりしています
ほんと基本はよっちゃんBLOGがお手本です

BORG71FL+0.7REでの処理です

今までは短時間露光でもそこそこ写っていれば冷却CCDでのキャパシティーでがんがん引き出せると思っていたのですが先日よっちゃんの網状RGB画像を見て基本の考え方、撮影方法を変更しました

イプ180EDでの撮影では10分で、ものすごい写り・コントラストなんですよね
F2.8ですしね

対してこちらはF3.9 F4ですからやっぱり同程度にしようと思うと20分程度の露出が必要な訳です
それと光害でのカブリを控えたい為に短時間露光にしていたのが間違っていたと言うか逆だったわけです

がんがん露光して被らせる事により後の処理が楽になっていると思います

LRGB 全部20分露光が今のところベストかな?

先日の京都北部での撮影 L 20分露光での画像情報 レベル 最小:11453 最大:13969
バイアス・フラット処理後  最小:9180 最大:12095

んで画像処理です

フラットは現地で都度撮影しています
LRGB 各32枚

ダーク・フラット・アライメントを済ましてからRGBを一度合成してすぐにソフトビニング
その画像でカブリを見ます

1653fca1.jpg



Gだけカブリ補正後です

4b7efd65.jpg



一応カブリ補正はこれでOKかな?

次にRGBの調整です

ここで色々やってきたのですけど、先日北極星を撮ってきてホワイトバランスの基本数値を出してみました

幸いBORG71FLのは絞りがあるので最大まで絞り6秒露出でRGBの数値を確認したところRGに対してBが低い
1.5倍程度にしないと駄目なようで、これを基準にしています

先程のカブリ補正が終わったRGB画像を自動レベル調整後3色分解して各画像の画像情報を確認して最小レベルを0に補正してやります

演算の 減算で0にしています

もう一度自動レベル調整でレベルを合わせRGB合成します

bac84874.jpg



これでRGB各レベルが最小値:0 レンジ:6000 です
緑が強いですね

んで先程のBレンジを調整します
6000を1.5倍にするので4000にすればいいですよね

249d6c89.jpg



そうするとこんな事になりますがシャドー部分の数値を見ながらグレーに持っていきます
ただこれだとシャドーが812になっているのでその分Bの強調が少ないのかも

e6a4826b.jpg



後はデジタル現像してLRGB合成するだけ

c20ce006.jpg



後は細かい所のカブリ補正などでしょうか?

殆どの処理はRGBの処理に時間を費やしています

デジタル現像方法はまだ試行錯誤していますのでまた確立出来たら記事にしたいと思います

みなさんがやっている画像処理と変わらないんじゃないかな?